最終更新日 2024年11月9日
目次
家に仏壇がある理由とは?
日本には古くから仏壇のある家庭が多く、毎日ご先祖様に手を合わせています。
何気なく手を合わせている人も多く、どうして家にあるのだろうと考えてしまう人も少なくありません。
理由のわからないまま手を合わせている場合もありますが、家にあるにはしっかりとした訳が存在しています。
家にある意味は大きく2つに分けることができ、1つ目の理由は小さなお寺だという点です。
ご先祖様のお墓はお寺にある場合が多く、命日やお彼岸などでお参りをすることが多くあります。
毎日お墓に行きお参りできればよいのですが、仕事やお墓から遠く離れた場所に住んでいるなど様々な理由で難しくなることが少なくありません。
家に小さなお寺としてあれば、忙しい毎日でも手を合わせることをいつでもできるのが大きな理由です。
もう一つの理由は、ご先祖様の家という意味を持っています。
ご先祖様が家の中で落ち着いていられる場所としての意味もあり、仏教が伝えられる以前からお祀りしていた風習と一緒になって現在のような形になってきました。
家にある家電製品や家具や小物などと違い、古くから同じものを使っているのも大きな特徴です。
度々買換えるようなものではありませんが、家庭の事情などによって新しくすることもあります。
価格やデザインなどだけで選ばないように
家を新築したり何かの理由により買い替える場合、どのように選べばよいのか迷ってしまう人も少なくありません。
購入することがほとんどなく、代々使用している場合は買い替える経験の一度もない人も多く見ることができます。
新しく購入する場合、長く使う家の宝になるのでよく考えて選ぶことが大切です。
代々受け継がれて使っていくものなので、価格やデザインなどだけで選ばないようにしましょう。
購入する場合は、ホームセンターや通販ではなく専門店で購入する人がほとんどです。
インターネットなどの仏壇通販サイトでも購入することが可能ですが、細かい部分などを確かめることができません。
通販サイトで購入し家に届いても、予想していた物とは違うということがてくることもあります。
そのようなトラブルなどを避けるためには、専門店などで実際に見てから選ぶことが大切です。
専門店なら知識の豊富なスタッフにその場で相談できる
専門的に取扱っているお店なので、様々なデザインや価格の仏壇を確かめられるメリットがあります。
用意できる予算などにも応じて選ぶことが可能なになるので、専門店などで実物を確かめるようにしましょう。
選び方がわからない場合も、専門店なら知識の豊富なスタッフにその場で相談することが可能です。
疑問点などに対して丁寧に説明してくれるので、わからないまま購入するよりトラブルなどを防ぐことができるのも大きなメリットになります。
専門店などに行く前に、自分の宗派を調べておくことも大切です。
知識のない人が見ればどれも同じように感じてしまいますが、宗派によってご本尊や仏壇などに違いがでてくるので注意しましょう。
宗派が同じ場合でも、使うことになる仏具などのデザインに違いがでてくることも少なくありません。
しっかり調べてから購入しないと、間違えてしまうことがあるので気を付けましょう。
自分の宗派や何を購入するのかわからない場合は、ご先祖様を供養している菩提寺などに教えてもらうとよいでしょう。
自宅のどの場所に安置するのかを決めておくこと
家に安置する時期や場所なども、選ぶ時の重要なポイントになるので注意しましょう。
専門店に行く前に、自宅のどの場所に安置するのかを決めておくことが重要です。
家の中に仏間などのスペースのある場合は、長さや奥行きや高さなどの寸法をしっかりと測っておきます。
仏間などがない場合は、安置しようと考えている場所のサイズを正確に測ります。
安置する時期はいつでも大丈夫なので、自分たちの仕事などの都合に合わせて無理のない日を決めるようにしましょう。
安置する場所や時期がわかれば、それに合わせて選びやすくなるのでしっかりと調べておくことが大切です。
専門店に訪れると、様々なデザインの仏壇が展示されています。
宗派や安置できるスペースなどがわからないと、選ぶことが難しくなってしまうため注意しましょう。
予算に応じて仏壇を選ぶ
選ぶ時は、自分の用意できる予算に応じて選ぶことも大切です。
仏壇の種類は、3つに大きく分けることができます。
金箔や金粉などの施されたものや黒壇や紫壇などの銘木と言われているものを使用しているものや、デザイン性が高く洋室などにも安置しやすい家具調の物などの3つです。
自宅の安置スペースに合わせて選ぶとよいでしょう。
仏壇はほとんどが日本製と考えてしまう人も多くいますが、現在販売されているもののほとんどは外国製です。
日本製よりも安い価格に設定されていることが大きなメリットです。
日本製と表示されているのに価格が安い場合、注意しなければいけません。
日本製の多くは職人による手作業で作られているため、価格を安くして販売することは難しくなります。
銘木などを使用していない場合でも価格の安い場合は、注意することが大切です。